桑都年中行事抄

資料名(カナ)ソウトネンチュウギョウジショウ
文書群名小島家文書
年代(和暦、年月日)江戸時代後期
解説 江戸時代には四季の事物や暮らしに根付いた年中行事をまとめた歳時記が出版された。八王子でも「桑都年中行事抄」という刷物がつくられている。八王子の年中行事が正月(1月)から12月まで順番に紹介されており(右列から読む)、現在も受け継がれている行事も掲載されている。右下部には食売旅籠屋や料理屋・茶屋の店名が掲載されており、花街などで客に配布されていたものではないかと推定される。
 中央下部には「桑都八景」が描かれた絵図がある。「浅川夕照」・「念仏堂晩鐘」(上野町)・「新地暮雪」(並木町)・「船森帰帆」(明神町)・「子安落雁」(子安町)・「水崎夜雨」(長房町)・「滝山秋月」(大横町)・「富士青嵐」(台町)が八景にあげられ、周囲には八王子宿周辺の村や名所が描かれている。

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