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紋ウール反物

資料名(カナ)モンウールタンモノ
時代区分
解説昭和30年代に入ると生活の洋式化が進み、椅子の生活が一般的になりました。生活の変化に合わせて取り扱いが楽で気軽に着られる着物が求められるようになり、全国の織物産地では、ウール(羊毛)という新しい素材の着物地の開発が進みます。八王子では、研究を重ねて昭和30年(1955)に「紋ウール」が開発されました。紋ウールは経糸、緯糸ともにウールを使い、ジャカードで多様な文様を織り出し、洋装の風合いをもたせた着物地です。ドライクリーニングができ、裏地がいらないのでミシンで仕立てられ、暖かいという「トリプルメリット」の着物地として爆発的なヒット商品となりました。昭和40年度、八王子は全国一のウール産地になりました。

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