村名歌尽本

資料名(カナ)ムラナウタヅクシボン
文書群名尾崎家文書目録
年代(和暦、年月日)安政3年6月
解説地域の手習塾で使用されたテキストの一種。地名学習のために使用された手本を「村名」といい、子どもの生活圏に合わせて手習師匠が自作した。生活圏を中心とした周辺村落の学習は村役人や千人同心の子弟にとって必須であった。
本資料は千人同心を務めた上恩方村(市内上恩方町)醍醐の尾崎家に残された手習本のひとつ。歌の調子に合わせて地名を学ぶ内容で、恩方を起点に周辺村落の地名と名所旧跡を紹介し、その後甲州道中に沿って内藤新宿までを列記する。恩方については小字まで詳述され、恩方の子どもたちのために師匠が自作したものと思われる。

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