酒巻村絵図

資料番号2005-34-24-8
大分類歴史
よみさかまきむらえず
資料解説酒巻村の名主治右衛門と組頭利平以下8名の立会のもと、荒木村の絵師瀬兵衛高広が描いた絵図。酒巻村は利根川に面した自然堤防上に集落が形成された農村である。畑地(微高地)を黄色、田地(低地)を灰色に描き分けることで、地形の起伏も表現されている。かつてこの地域には、酒巻古墳群や斎条古墳群が分布したことで知られるが、村の南部に広がる田地のなかに1か所だけ丸い畑地(大畑)が確認される。円形の丘陵が畑地として表現されているならば、古墳の墳頂部であった可能性もある。絵図の余白に「流失」した畑地面積の記載があるため、利根川の増水によって村の景観が変わった際、被害状況をふまえ作られた絵図とみられる。
時代・時期江戸時代
年号・日付寛延4年(1751)3月
資料群名中村家文書

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