城山下タ御台場図

資料番号1997-101-21
大分類歴史
よみしろやましたおだいばのず
資料解説天保14年(1843)、忍藩が防備を担当していた竹ヶ岡台場のうち、城山下台場の様子を描いたもの。画面左下に見える台場には、一貫目筒三門が備え付けられ、その奥に番所と思われる建物三棟が並ぶ。ここまでは通常の防備体制であるが、十二代将軍徳川家慶が日光社参を行っている最中の備えとして、海上には一貫目筒や五百目筒を搭載した御手船十数艘が浮かんでいる。さらに海岸には篝火(かがりび)が焚かれ、指揮をする年寄の姿も描かれている。本図は松平家家臣の奥平家旧蔵品にあたる。
時代・時期江戸時代後期

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