土岐家御貸具足
カナ | トキケオカシグソク |
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じだい | 江戸時代(えどじだい) |
法量 | ①陣笠 径34cm、回り104cm、②胴 胴回り92.5cm、高さ37cm、草摺6枚4段、最下段幅19cm×高さ6cm、③籠手 長さ75cm |
材質 | 鉄・皮 |
せつめい | 戦国時代の鉄砲導入により個人戦から集団戦となり、主役の鉄砲隊用として二枚胴の具足が主流となった。武具は当時高価であったため、また組織によって形や合印などを統一する必要があったため、足軽自身は所持せず、主人の側が大量に作り貸し与えた。このため、「御貸具足」と呼ばれた(「足軽具足」、「御借具足」とも呼ぶ)。御貸具足は、実用的で必要最小限の装備であり、兜ないしは陣笠・胴・脛当・籠手からなる。材質は鉄・革・和紙で、表面は漆塗が最も多い。 |