瓦版 中山道御下向御休泊御本陣附

資料ID614
資料名(ふりがな)かわらばん なかせんどうごげこうごきゅうはくごほんじんつき
分野歴史
年代文久元年(1861)
解説文又は共通解説文和宮親子内親王(1846~77)の江戸降嫁の様子を描いた摺物(すりもの)で、文久元年(1861)に発行されました。孝明天皇の妹宮である和宮は、十四代将軍家茂に嫁ぐため、文久元年10月20日に京都を出発し、中山道を経由して江戸へ向かいました。本資料には、その行列の様子と随行の人物名、休泊の宿場名・本陣名等が記されています。瓦版(かわらばん)には珍しく、青・紅・黄の色摺となっています。和宮の下向については当時多くの摺物が作られ、広く出回りましたが、実際よりはやや誇張(こちょう)されて描かれています。当時の一般庶民がどのような目で幕末の一大事件をとらえていたのかを知ることができる資料です。

PageTop