陶棺
資料ID | 3629 |
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分野 | 考古 |
分野補 | 古墳時代 |
区分 | 実物 |
年代 | 古墳時代後期 |
県名 | 岐阜県 |
市町村名 | 大垣市 |
出所名又は地名 | 丸山の中腹 |
解説文又は共通解説文 | 陶製の棺(ひつぎ)です。昭和45年、大垣市昼飯(ひるい)にあった小山山頂の小さな横穴式石室から出土したと記録されています。表面に格子状の模様が見えますが、これは粘土の空気を抜くために叩きしめた痕で、須恵器(すえき)の甕(かめ)にも同様の痕が見られます。このような陶製の棺は、近畿地方でも須恵器を焼いた窯(かま)近くの古墳で見つかることが多いようです。昼飯近くでも7世紀の須恵器窯がありました。どうやら須恵器作りの工人とのかかわりが深い棺のようです。蓋をかぶせた長さは1100mmほどになります。 |