槍 銘 播磨守藤原重忠/寛永九年八月吉日

資料ID273024
分野美術工芸
分野補刀剣・刀装具
区分実物
作者重忠
年代寛永9年(1632)
寸法(図録用)刃長32.6cm
数量(単位)1口
解説文又は共通解説文重忠は江戸時代初期の尾張鍛冶。最盛期は万治(1658-61)ころで、江戸にも駐槌した。
本作は平三角(ひらさんかく)の大身(おおみ)槍。大身槍とは、刃長1尺(約30.3cm)を超えるものをいう。大身槍であること、槍には珍しい年紀銘があること、丁寧な作行であることから、あるいは注文打ちかと思われる。よくつんで精良(せいりょう)な小板目肌に、左右とも小沸(にえ)できの直刃(すぐは)。穂先(ほさき)の帽子は左右とも形よくシンメトリーに返る。
実戦で使用されたのか、状態はよいがケラ首上とケラ首にやや朽ちこみがある。

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