脇指 銘 陸奥守大道

資料ID273023
分野美術工芸
分野補刀剣・刀装具
区分実物
作者大道
年代慶長(1596-1615)頃
寸法(図録用)刃長35.5cm、反り0.6cm
数量(単位)1口
解説文又は共通解説文陸奥守大道は、初銘を兼道と切り、別名・大金道と呼ばれる伊賀守金道(きんみち)・和泉守来金道・丹波守吉道・越中守正俊の父。兼道大道同人説がある兼道は、最初、八幡城下(郡上市)で鍛刀し、武田信玄抱え鍛冶となったという。陸奥守大道は、関・岐阜で鍛刀したのち、伊賀守金道ら四子を伴って上洛し京五鍛冶のひとつ三品派(みしなは)の祖となった。長子・伊賀守金道は、徳川家康から関ヶ原合戦の武具刀剣を受注し、二代は、家康取次で日本鍛冶惣匠(のち宗匠)を勅許され、京において、堀川国広一派をしのぐ繁栄をみせた。
本作は、平造、寸延び短刀の姿。差し表に護摩箸(ごまばし)を彫り、裏面腰に棒樋(ぼうひ)を丸どめ。刃区(はまち)がなくなるほど研ぎ減っている。

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