刀 銘 越前守藤原国次/以南蛮鉄
| 資料ID | 272203 |
|---|---|
| 分野 | 美術工芸 |
| 分野補 | 刀剣・刀装具 |
| 区分 | 実物 |
| 作者 | 国次 |
| 年代 | 寛文(1661‐73)頃 |
| 寸法(図録用) | 刃長72.7cm、反り0.9cm |
| 数量(単位) | 1口 |
| 解説文又は共通解説文 | 鎬造(しのぎづくり)、庵棟(いおりむね)、中切先、寛文新刀らしい浅い中間反り。板目に杢(もく)目交(ま)じり、肌つむ。白(しら)け映(うつ)りがほのかに棒状(ぼうじょう)に立つ。刃文(はもん)は湾(のた)れにところどころ尖(とが)り刃交じりの互(ぐ)の目乱れとなる。金筋(きんすじ)・砂流(すながし)がかかり、匂口(においぐち)しまる。1寸(約3cm)ほど区(まち)を送っており、元は二尺五寸(約75.8cm)程度の刃長か。 国次は寛永(1624-44)ころからの山城(京都)鍛冶。本国越前松岡(福井県永平寺町)下坂派。初代が山城に移って、出羽大掾国路(みち)に師事した。本作は寛文(1661-73)ころに活躍した二代の作。二代は本国肥後(熊本県)、のち師の初代国次を伴い熊本に戻って鍛刀した。 |
