歌川芳虎 太平記山崎合戦

資料ID228106
分野美術工芸
分野補絵画
区分実物
作者歌川芳虎
年代明治元年(1868)正月
材質大判錦絵三枚続
寸法(図録用)縦36.0cm 横72.9cm
数量(単位)3枚続
解説文又は共通解説文本図は錦絵。外題(タイトル)中の「太平記」は「太閤記」を言い換えたものです。山崎の戦いに取材します。画面左に描かれる馬上の人物は、織田信孝(神戸〔かんべ〕侍従信孝)(本図では宦辺侍従春孝)です。織田信長が本能寺の変で自害すると、三男信孝は羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)の軍と合流し、山崎に進み、明智光秀軍を撃破します。画面中央上方で馬に乗って戦っているのが、斎藤内蔵助利三(くらのすけとしみつ)(本図では才塔倉之輔)です。利三は斎藤義竜、稲葉一鉄、織田信長と仕え、光秀の家老に迎えられます。春日局の父です。水中戦を繰り広げる人物については不詳。利三の子利光が山崎の戦いで信孝の家臣、野々懸彦之進を組打ったという話が伝えられますが、これに該当するかもしれません。

PageTop