江都錦今様国尽 飛騨 飛騨の内匠 信濃 八重垣姫

資料ID228105
分野美術工芸
分野補絵画
区分実物
作者歌川国芳
年代江戸時代 嘉永5年(1852)9月
材質大判錦絵
寸法(図録用)縦36.8cm 横24.7cm
数量(単位)1枚
解説文又は共通解説文本図は錦絵。「江都錦今様国尽」(えどにしきいまようくにづくし)は揃物(そろいもの)(シリーズ物)です。その名称は、錦絵で当世風に国を挙げ尽くすという意味です。本図では上半分に飛騨の匠を描き、下半分に「本朝二十四孝」の登場人物、八重垣姫を描きます。本図は、木で鶴を彫り上げた飛騨の匠を描きます。これには元となった図が存在します。六樹園飯盛(りくじゅえんめしもり)(石川雅望〔まさもち〕)作、葛飾北斎画『飛弾匠物語』巻之一の挿絵です。本図に童子を新たに書き加える点など、相違点もあります。しかし、鶴像と匠の配置など共通点があり、本図を描いた歌川国芳は、北斎の挿絵を範としていることがわかります。

PageTop