諸国瀧廻り 木曽路ノ奥阿弥陀ヶ瀧

資料ID227985
分野美術工芸
分野補絵画
区分実物
作者葛飾北斎
年代江戸時代 天保4年(1833)頃
材質大判錦絵
寸法(図録用)縦36.6cm 横24.3cm
数量(単位)1枚
解説文又は共通解説文葛飾北斎による「諸国瀧廻り」は、各地の名瀑を描いた全8枚から成る揃物(そろいもの)(シリーズ物)。瓢亭(ひょうてい)種繁作、歌川国芳画『改色団七島(いろあげだんしちじま)』(天保4年〔1833〕刊行)の巻末広告に「諸国瀧廻り」があることから、この揃物の制作年を推測することができます。本図に描かれた阿弥陀ヶ滝は、筋に分かれて流れ落ちます。丸くえぐられた注ぎ口からは、うねる水流を覗くことができます。画面左には崖の上で弁当を囲む行楽客を描きます。阿弥陀ヶ滝は岐阜県郡上市白鳥町(しろとりちょう)にある高さ約60メートル、幅約7メートルの滝です。この辺りは白山信仰の霊場です。

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