鵜飼図茶碗

資料ID227928
分野美術工芸
分野補陶磁器
区分実物
作者福田旭水
年代明治29年(1896)~昭和3年(1928)
材質陶器
寸法(図録用)高6.9 口径12.7 高台径4.4
数量(単位)1口
解説文又は共通解説文茶碗の胴に鵜飼の風景を染付で描きます。鵜舟の左には長良橋をあらわします。金華山焼(きんかざんやき)は、金華山麓で福田旭水(1856-1928)らが焼いた陶磁器です。明治23年(1890)頃、旭水は数人で岐山焼・御山焼の再興を目指します。しかし、翌年の濃尾震災により中断します。同29年(1896)に金華山麓の篠谿園(梅林公園)近くに窯を築き、「金華山焼窯元」を開きます。大正時代に、岐阜の特産品として全盛期を迎えます。金華山焼には、鵜飼や岐阜提灯など、岐阜の名物をモチーフにした作品が数多くあります。この茶碗もその一つです。しかし、金華山焼は、昭和3年(1928)に旭水が没し、その後まもなく断絶しました。

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