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鵜飼図茶碗

資料ID227897
分野美術工芸
分野補陶磁器
区分実物
年代明治29年(1896)~昭和時代(20世紀前半)
材質陶器
寸法(図録用)高5.8cm 口径12.9cm 高台径4.1cm
数量(単位)1口
解説文又は共通解説文茶碗の胴に鵜飼の風景を描きます。鵜飼のバックには金華山(きんかざん)を、鵜飼の左には長良橋を描きます。金華山と長良橋は、長良川の鵜飼の添景として加えられる場合が多く、この茶碗もその一例です。鵜飼は金華山焼に圧倒的に多く採用された題材です。金華山焼は、金華山麓で福田旭水らが焼いた陶磁器です。明治23年(1890)頃、旭水は数人で岐山焼・御山焼の再興を目指します。しかし、翌年の濃尾震災により中断します。同29年(1896)金華山麓の篠谿園(梅林公園)近くに窯を築き、「金華山焼窯元」を開きます。翌年の連房式登窯導入以後、本格化させ、「金華山」の刻印を押した製品を作りました。風雅趣向の茶器を制作する一方、鵜飼や岐阜提灯など岐阜の名物をモチーフとした日常品や土産品も量産しました。しかし、昭和3年(1928)に旭水が没し、その後まもなく断絶しました。

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