美濃国長良川烏鬼行之図

資料ID227876
分野美術工芸
分野補絵画
区分実物
作者辻万峰
年代明治15年(1882)頃
材質長判錦絵
寸法(図録用)縦19.3cm 横51.2cm
数量(単位)1枚
解説文又は共通解説文「烏鬼」(うき)とは鵜飼あるいは鵜の意味です。本図は長良川の鵜飼の様子を描きます。松尾芭蕉の俳句「このあたりめ(目)にみ(見)ゆるものは皆涼し」「おもしろうてやか(が)てかなしき鵜舟かな」を書きます。旅館の十八楼が土産物として制作したものです。この版画には、明治15年7月31日の日付を有し、著者人を辻宗十郎、出版人を伊藤儀助と示す、別の作品があります(岐阜市歴史博物館編・発行『館蔵品図録 鵜飼資料』2006年3月、No.360-48)。これにより本図の制作時期が推測でき、制作者もわかります。

長良橋(岐阜市)付近での鵜飼の光景を描いた木版画です。長良橋は当初、南半分が木造の橋、北側は船をつないだ船橋からなっていましたが、明治34年(1901)に船橋は廃止され、木造橋が架けられました。

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