木曽街道六十九次之内 蕨 犬山道節

資料ID227669
分野美術工芸
分野補絵画
区分実物
作者歌川国芳
年代江戸時代 嘉永5年(1852)5月
材質大判錦絵
寸法(図録用)縦36.8cm 横24.9cm
数量(単位)1枚
解説文又は共通解説文本図は錦絵。「木曽街道六十九次」は中山道の宿場一つに一図当てて制作した揃物(シリーズ物)。全72枚。岐阜県博物館はすべてを所蔵しています。街道の風景を描いたコマ絵を画面左上に配し、宿場名やその所在地から連想される戯曲や説話等の登場人物を描きます。本図は犬山道節を取り上げます。『南総里見八犬伝』の一場面。道節は火遁の術を使い、民衆の前で燃え盛る炎の中に入る荒行を行い、軍資金を集めていました。「蕨」宿との関係は、藁に点いた火「わらび」との音合わせです。コマ絵は雪輪の紋の形。雪と犬とは関係づけられます。雪が降ると犬が喜ぶので、雪を「犬の伯母」とも称していました。

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