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中林竹洞 山水図

資料ID227647
分野美術工芸
分野補絵画
区分実物
作者中林竹洞
年代江戸時代 文化14年(1817)
材質絹本著色
寸法(図録用)縦114.4cm 横42.6cm
数量(単位)1幅
解説文又は共通解説文本図では水辺の家屋とその周りの雄大な景色を描きます。整然とした構図と装飾性が調和した安定感のある作品です。作者の中林竹洞(1776-1853)は名古屋に生まれ、京に上って絵を学びます。本図は竹洞が42歳のときの作品です。彼は40歳前後で尾張(愛知県)・京都の顧客に恵まれて大画面の作品を多く手がけました。また、この時期、『平安人物志』文化10年(1813)版に画家として載り、同13年(1816)には嗣子竹溪(ちくけい)(1816-67)が誕生しました。このような画業・生活ともに充実していた時期に本図は描かれました。竹洞は美濃の南画家とも交流があり、例えば高橋杏村(きょうそん)(1804-68)は竹洞に入門して南画を学んでいます。

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