短刀 銘 兼房
資料ID | 1692 |
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分野 | 美術工芸 |
分野補 | 刀剣・刀装具 |
区分 | 実物 |
作者 | 兼房 |
年代 | 室町時代 |
材質 | 鉄 |
寸法(図録用) | 28.8 反りわずか |
解説文又は共通解説文 | 平造(ひらづくり)、庵棟(いおりむね)、中間反りに先反りがつく。明るい地鉄は小板目に小杢(もく)交(ま)じり、板目が流れて肌立ち、白(しら)け映(うつ)り立つ。刃文(はもん)は互の目(ぐのめ)に足が入り、匂口(においぐち)は沈む。生(う)ぶ茎(なかご)。刀樋(かたなび)を掻(か)く。 兼房は13世紀半ばから同銘工が活躍しており、本作は四代もしくは五代の作か。五代は永禄13年(1570)に若狭守を受領し氏房と改銘、その子・飛騨守氏房は尾張三作の一角として、尾張(愛知県)で鍛刀した。そのため、以後は門人らが兼房銘を継承している。 |