緑柱石(エメラルド原石)

資料ID122154
分野岩石
区分実物
国名コロンビア共和国
解説文又は共通解説文緑柱石は、ベリリウムという元素を含んでいる六角柱状の鉱物です。宝石になるものだけでも緑色(エメラルド)、淡青色(アクアマリン)、ピンク(モルガナイト)、黄色(ヘリオドール)などさまざまな色があります。透明で美しいものは宝石として、それ以外のものはベリリウムの鉱石として利用されています。アクアマリンは主としてペグマタイト脈に含まれており、大きくキズのない結晶が得られます。熱処理してカットすることが多いようです。
エメラルドは、昔からとても高価な宝石です。緑色になるのは、含まれるクロムやバナジウムが原因です。変成岩や方解石脈から産出し、あまり大きな結晶はありません。天然産のものは、たいてい内部にヒビがあります。現在では、人工的に再結晶させたヒビのないものも作られています。

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