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平家物語(全十二冊)

作品名(英題)The Tale of the Heike
作品番号C-49
制作年(和暦)江戸前期写
材質紙本
形状綴葉装
作品解説鎌倉時代に成立したとされる『平家物語』を全十二巻に纏めたもの。巻第十二に灌頂巻も含めている。同物語は異本が多く、本作は「灌頂巻」があり、巻第六末に「国綱卿の事」がなく、他にも「宗論(高野御幸)」「剣」「鏡」の章段を欠くことから、流布本系に属すると考えられる。
 表紙は青色地に桐唐草文様を織り出した金襴装で、中央には金銀砂子散金泥下絵入の料紙に「平家物語 一(~十二)」と墨書した題箋を貼る。見返は金。
若干の浸み跡が見られるが状態は良好である。
金襴表紙など豪華な装丁で誂えられ、本文にはふりがなや濁点が振られていることから、武家などの子女に供されたいわゆる「嫁入本」として制作された可能性がある。

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