どちらのほうが首ったけ?(「ロス・カプリチョス」シリーズより

作品番号P-688
作家フランシスコ・ゴヤ
制作年(西暦)1779頃
サイズ19.5×15cm
技法エッチング・アクアチント・ドライポイント
材質
作品解説1893年から98年頃に制作されたロス・カプリチョス(気まぐれ)シリーズは、セットとして販売することを目的に作られたゴヤの最初の版画集である。主題的には社会的風習や教会の悪弊に対する激しい皮肉を込められており、ユーモラスな表現の上に悪夢のような不吉な要素が常に影を落としている。本シリーズは大変な好評を博し、1799年から1937年までの間に12版印刷された。またそのため後刷りになれはなるほど刷り上がりの状態が悪くなるが、本作は初刷りであるため原作の美しさや状態が最も良く表れ価値の高いものである。
本作はロス・カプリチョス・シリースの中の27番目の図で、ゴヤ自身は、「一方でなけれはもう一人でもない。彼は誰にでも同じことを言う恋のいかさま師だ。彼女は彼女で8時から9時の間に五つも約束をしたけど、もう7時半だしあきらめようと思っている。」と注解している。即ち両者とも恋の駆け引きにたけた強者同士ということである。

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