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画帖「東海道中栗毛弥次馬」

資料ID23273
資料番号C0676
大分類絵画
中分類浮世絵
資料名(ヨミ)ガジョウ「トウカイドウチュウクリゲヤジウマ」
寸法(高さ/cm)18.0
寸法(幅/cm)24.8
寸法(奥行/cm)3.0
点数1
技法紙本木版多色刷(錦絵)
制作者作・仮名垣魯文 画・歌川芳幾(一恵斎芳幾)
制作年代万延元年(1860)
公開解説江戸時代後期の戯作者・十返舎一九(1765-1831)の『東海道中膝栗毛』(1802-09出版)を、幕末の戯作者・仮名垣魯文(1829-1894)が原作にはないエピソードを増やすなど脚色し、歌川国芳門下の浮世絵師・歌川芳幾(1833-1904)が挿絵を描いて、版元の當世堂伏稟(品川屋久助)から出版された全58枚(発端含む)の揃い物浮世絵シリーズの大作。旅の発端から京都まで『東海道中膝栗毛』の宿場ごとの場面を面白おかしく芳幾の戯画で表現しており、弥二と北八の滑稽譚を絵で楽しめる。
【仮名垣魯文】幕末から明治初頭の戯作者・ジャーナリスト。『西洋道中膝栗毛』『安愚楽鍋』等を著し、戯作を通して庶民レベルの文明開化の様相を表現、明治の通俗文壇で君臨した。『横浜毎日新聞』の記者となり『仮名読新聞』等多くの新聞を創刊した。
【歌川芳幾(本名:落合幾次郎)】幕末を代表する浮世絵師で、同じ歌川国芳の門下の月岡芳年と並び最後の浮世絵師と称される。幕末の風俗画・血みどろ絵や、文明開化期の横浜絵などを描き、発起人として関わった東京日日新聞(毎日新聞の前身)の挿絵などを担当した。

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