斎藤秋圃

作家名(ヨミ)さいとうしゅうほ
作家名(英語)SAITO Shuho
生年(西暦)1768
没年(西暦)1859

略歴・解説

京都樋口伊佐町に生まれる。まず円山応挙に絵を学び、師の没後は大坂の森狙仙にも師事したという。やがて九州への放浪の旅に出かけ、長崎では中国人画家江稼圃に入門を申し入れたとか、有田では陶器の絵付けや下絵制作なども手掛けたと伝えられる。秋月藩には文化2年(1805)正式に抱えられ、文政11年(1828)に家督を長子に譲るまで御用をつとめた。退隠後の一時期、須恵焼の絵付けにも携わる。のち太宰府に移住して自由に絵筆を振るい、多くの門人を育てた。鹿を題材とした作品には定評があったようで「鹿の秋圃」と評されていた。

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