上田鉄耕

作家名(ヨミ)うえだてっこう
作家名(英語)UEDA Tekko
生年(西暦)1849
没年(西暦)1914

略歴・解説

筑前博多に南画家上田桂圃の子として生まれる。父に南画の手ほどきを受け、後に京都に出て中西耕石あるいは日根対山に師事したという。明治20年頃博多矢倉門町に画塾を開き、多くの門弟を育成。冨田溪仙や今中素友、冨永朝堂らの俊英を世に送り、教育者としての功績は大きい。研究心旺盛で西洋画の長所を取り入れ南画の革新をはかり、山水画、花鳥画に長じた。また明治32年結成された九州美術協会の中心的存在となり、同40年東京勧業博に出品するなど、明治期の福岡を代表する日本画家といえる。

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