灰釉皿

唐津

作家名（ヨミ）	からつ
作家名（英語）	Karatsu Ware
略歴・解説	佐賀・長崎両県の旧肥前国一円で焼かれた陶器の総称。唐津焼の古窯跡は佐賀県内でも百ヶ所ほど知られている。天正年間(1573～1591)には焼かれていたと考えられ、文禄・慶長の役後は多数の朝鮮陶工が加わって肥前一帯に広く技法が伝わる。朝鮮の高麗茶碗を写した奥高麗茶碗、鉄で素朴な絵を描いた絵唐津、藁灰釉をかけた斑唐津、象嵌を施した三島唐津、白釉と黒釉をかけわけた朝鮮唐津など、釉調や装飾技法によってさまざまな名称で呼ばれる。