福井県管内耕地整理一覧

時代[明治]
資料解説"福井県農会によって作成された地図です。福井県農会は、稲作の効率化や水田の面積の拡大などを目的とした耕地整理に伴い、測量設計の費用を補助していました。この地図では、耕地整理の具体例として大関村上関(現 坂井市)が取り上げられています。右下に描かれた耕地整理前の図には、用水沿いに田と畑が入り交じっている場所が多く見られます。これは明治時代以前から、用水が増水・氾濫した際に、土砂が低い田に流れ込み、水が引いたあとその土砂を1か所に集めてきたことで形成された景色です。上関の耕地整理は、明治35年(1902)に着手され、大正7年(1918)に完了しました。この地図の左上に描かれた耕地整理図では、田畑は四角形に整備し、水田の面積も63町歩から68町歩に増加する計画になっています。"

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