引札「武生町上馬場角 魚屋又吉」

資料解説「魚商御料理 并二豆腐色々」とあります。画題は「富士の牧狩」と書き込まれ、筆を手に鯛にまたがった人物が描かれています(富士の巻狩は大猪を退治するエピソードが有名)。背景の七福神から毘沙門天と考えられます。
※「引札」とは、明治時代のなかごろから昭和初期にかけて用いられた広告チラシです。大阪などの業者が図版を用意し、各店舗が必要枚数を購入したのち、地元の印刷会社で店や商品の名前、住所を刷って、お得意様に配布しました。

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