錦絵 浮絵和国景跡龍宮玉取之図

錦絵 浮絵和国景跡龍宮玉取之図

時代[江戸]
資料解説歌川豊春(江戸中期の浮世絵師。歌川派の祖)の作品。豊春は、西洋画の透視図や遠近法を取り入れた「浮絵」を得意とし、この作品もそのひとつで、幸若舞の演目「大織冠」(大織冠(藤原鎌足)と契った海女が、八大龍王に奪われた宝珠を奪い返す「玉取伝説を」もとにしている)を題材としている。18世紀後半の発行と考えられている。
江戸時代後期から福井城下で活躍した絵馬師・夢楽洞万司の絵馬「大織冠」図に類似の構図が見られる。

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