福井市九十九橋右岸河川敷

肥前系陶磁器片 一括 福井市九十九橋右岸河川敷

資料解説福井市 九十九橋右岸の河川敷で採集された陶磁器です。
江戸時代に佐賀県とその周辺で生産されたと思われる肥前磁器が大半を占めていますが、古代に生産された須恵器や、明治以降のものと思われる磁器も含まれています。

九十九橋右岸の河川敷では本資料とは別に大量の陶磁器片が発見されており、昭和57年に福井県陶芸館が行った調査では、肥前磁器が全体の62.5%を占め、次いで瀬戸焼が12.4%、美濃焼が6.2%、越前焼は5.3%などとなっています。
河川敷に住居があった痕跡がないことから、江戸時代から大正時代にかけ、付近の住民が廃棄したものであると考えられています。

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