横たわるシヴァの上に立つカーリー

TitleKali Striding over a Recumbent Shiva
作者作者不詳(カーリーガート派)
ArtistArtist Unknown(Kalighat School)
制作年19世紀後半
素材/技法水彩・紙
サイズ(高×幅×奥行)30.5×24.1×-
国名インド
ジャンルカーリーガート画
取得年1999
管理番号1300
作品解説カーリガート絵画とは、コルカタ(カルカッタ)が英領インドの首都となり、周辺の村から集まってきた絵巻物の画家たちが制作した絵画のこと。画家の多くがカーリガート寺院(1809年創建)周辺に集まって制作したことからこの名がついた。この寺院へ参拝する一般のインド人向けに作られたが、イギリス人には異教徒の絵としてお土産ともなった。
シヴァは、ブラフマー(宇宙の創造神)ヴィシュヌ(宇宙の維持神)と並ぶヒンドゥー教の主神で、宇宙を破壊する神。カーリーは、シヴァの妻ドゥルガー(別名パールヴァティー)が怒りの形相をとった時の姿。死をもたらすカーリーはシヴァと性的結合をもつことで再生をもたらすとされ、シヴァを踏みつける図像は、こうした性力信仰に基づく。

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