体系的神話:死刑宣告
| Title | Corollary Mythologies: Auto Da Fe |
|---|---|
| 作者 | スレンドラン・ナーヤル |
| Artist | Surendran Nair |
| 制作年 | 1995-96 |
| 素材/技法 | アクリル、油彩・画布 |
| サイズ(高×幅×奥行) | 239.7×178.1×- |
| 国名 | インド |
| 取得年 | 1999 |
| 管理番号 | 1271 |
| 作品解説 | インド、ケーララ州出身の画家。暗緑色を背景に、顔の見えない胴体にたくさんの穴が空いている。穴からは様々な物体がのぞくが、それらは髑髏やカラスや武器など不吉なものばかりである。暴力や恐怖を暗示しながらも、画面は静謐で美しい。本作は、作者が90年代半ばに制作し続けていた《体系的神話》シリーズの1点である。作者の出身地であるインド南西部のケーララ州は左翼の政治活動が活発な地域であるというが、このシリーズに共通して潜む政治的なほのめかしもそこに端を発するのだろうか。それにより歴史や神話、伝統、セクシュアリティ、宗教、言語といった我々を取り巻くあらゆることに対しての懐疑の念が生じ始める。自由であるはずの身体さえ、すでに侵略を受け、自らのものではなくなっているのだ。 |