花よ、人は死んだらどこへ行くのか
| Title | Dok Peep, Where Does One Go after Death? |
|---|---|
| 作者 | チャーチャーイ・プイピア |
| Artist | Chatchai Puipia |
| 制作年 | 1997 |
| 素材/技法 | 油彩・画布 |
| サイズ（高×幅×奥行） | 239.2×280.1×- |
| 国名 | タイ |
| 取得年 | 1998 |
| 管理番号 | 919 |
| 作品解説 | 1986年にタイ美術界の名門、シラパコーン大学を卒業後、次々と有力美術展に入賞してきたチャーチャーイ･プイピアは、身近な現実から新たなイメージを紡ぎ出してきた。この作品では、まるで首を切り落とされたかのような巨大な作者自身の頭部が、赤く染まった地面にごろりと横たわる。実はこの不気味なイメージは、作者が父を看病していたときに見た、父の死にゆく目の印象から生み出されたという。そして、その虚ろに見開かれた目には、タイで葬式のときに飾る白い花が落ちかかっている。作者はこの白い花に父の死を問い掛けたのであろうか。画面をおおう巨大な死のイメージに、切ない生の残照が映し出される。 |