貂蝉拜月

TitleDiao Chan Worshipping the Moon
作者リー・ムーバイ(李慕白)、ジン・シュエチェン(金雪塵)
ArtistLi Mubai, Jin Xuechen
制作年1950-60年代
素材/技法水彩・紙
サイズ(高×幅×奥行)71.8×49.5×-
国名中国
ジャンル新年画
取得年1997
管理番号797
作品解説『三国志演義』を題材にした絵画。ワン・ユン(王允)の歌姫だったデャオチャン(貂蝉)は、後漢の実力者ドン・ジュオ(董卓)、その義理の息子リュ・ブ(呂布)ら、封建社会の貴族男性に操られる人生を送った絶世の美女であった。古典に拠った絵画は、政治色が表だたない分、一般には受け入れやすかったようである。しかし、制作や流通の背景には封建社会を批判する社会主義の思潮があり、それにそった古典が選ばれている。デャオチャン(貂蝉)も、封建社会の犠牲者として描かれているのだろう。

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