母と娘
| Title | Mother and Daughter |
|---|---|
| 作者 | ヴィクトリオ・エダデス |
| Artist | Victorio C. Edades |
| 制作年 | 1926 |
| 素材/技法 | 油彩・画布 |
| サイズ（高×幅×奥行） | 122×106.7×- |
| 国名 | フィリピン |
| 取得年 | 1996 |
| 管理番号 | 694 |
| 作品解説 | 作者はフィリピン近代美術のパイオニア。1895年パンガシナン州生まれ。幼い頃から美術の才能に恵まれ、1919年にアメリカへ渡りワシントン大学で美術と建築を学ぶ。1922年に開催された展覧会「アーモリー・ショー」でヨーロッパ近代美術と出会い、セザンヌらの絵画に深く感銘を受ける。本作のモデルは、大学近くのフィリピーノ・クラブハウスで寮母をしていたジェーン・ノーブル・ギャロットと、のちにエダデス夫人となる娘のジーンである。ジーンのまとう赤いドレスは、青や緑と対比をなすように巧みに描かれている。エダデスは帰国後、フィリピン美術界にセンセーションを巻き起こし、モダニズムの理念を広める立役者となった。その門下からは、カルロス・フランシスコやガロ・オカンポなどフィリピン近代美術の巨匠たちが育ち、教育者としても大きな功績を残した。 |