ボマ(魔除け)

TitleBoma (Talisman)
作者イ・デワ・プトゥ・モコ
ArtistI Dewa Putu Mokoh
制作年1992
素材/技法アクリル・画布
サイズ(高×幅×奥行)80×60×-
国名インドネシア
管理番号638
作品解説インドネシア、バリ島のプンゴセカン村生まれの画家。バリ絵画の通常の題材である神話や祭礼に代わって、性や出産などを含む人間の日常的な営みを、子どものような新鮮なまなざしで描く。
本作のボマとは、豊穣の神ヴィシュヌと、大地の女神サンヒャン・イヴ・プルティウィの息子で、人間界の守り神である。植物の生命や豊穣のシンボル、神々が高慢になることをいさめる存在としても知られている。ヒンドゥー教の儀式では、このボマが米の粉を紅く染めて造られるが、作者は、紅ではなく肌色にし、また画面からはみ出さんばかりにボマの顔を描くことで、従来のバリ絵画とはちがう新鮮さを出そうとしている。

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