動物たちの結婚式
| Title | Animals' Wedding |
|---|---|
| 作者 | アラウッディン |
| Artist | Alauddin |
| 制作年 | 1994 |
| 素材/技法 | 油性ペイント・ブリキ |
| サイズ(高×幅×奥行) | 24.5×67.6×1.3 |
| 国名 | バングラデシュ |
| ジャンル | リキシャ・ペインティング |
| 管理番号 | 452 |
| 作品解説 | 人間世界にあてはめた動物たちを描く絵は人気が高い。これらの絵の多くは『パンチャタントラ』(イソップ物語に相当する)の中の動物民話に基づいて描かれている。作者たちは寓話を用いて社会的・道徳的問題を際立たせているのである。この絵では上流社会の結婚式をパロディー化している。ライオンは豪華な赤いターバンを巻き(バングラデシュではムスリムの新郎が身につける)、そこにサーペッチというターバン飾りを付けて、きらびやかにしている。どう猛な虎やずる賢いジャッカル、他の全ての動物たち、そして堂々としたライオンがここに列席している。コウノトリがマリーゴールド(キンセンカ)の花輪をくちばしにくわえている。マリーゴールドはヒンドゥーの儀式では縁起の良い花として用いられる。作者アラウッディンは、もやがかかったようにかすむ家や、木や鳥を微妙に変化を加えながら、彼のほとんどの作品の背景に定型として用いる。 |