周縁の人々を見る
| Title | Watching the Marginal People |
|---|---|
| 作者 | ヘリ・ドノ |
| Artist | Heri Dono |
| 制作年 | 1992 |
| 素材/技法 | 木、ファイバーグラス、電球、鉄、ラジオ、ケーブル、スピーカーほか |
| サイズ（高×幅×奥行） | 450×180×30 |
| 国名 | インドネシア |
| 管理番号 | 334 |
| 作品解説 | 作者は、インドネシア生まれの画家、彫刻家、パフォーマー。長い歴史をもち、ジャワ文化の中心地である古都ジョグジャカルタで学生時代をおくり、美術と伝統芸能であるワヤン・クリ（影絵芝居）を学ぶ。この作品の造形的な源泉も影絵芝居の人形に見いだせるが、テーマはきわめて社会的である。作者は、「現代社会では、どこにでも（都市であれ田舎であれ）疎外された周縁の人々がいる」と述べる。作品の基底には「周縁の人々」を生み出す社会構造への疑問が横たわるが、昔のロボットのように頼りなげに動く眼は、暖かく、なつかしいまなざしを「周縁の人々」に向けている。 |