龍ヶ岡古墳石棺出土時の写真

龍ヶ岡古墳石棺出土時の写真(昭和26年)

大分類写真
中分類古写真(昭和時代・戦前の風景)
解説足羽山上にあった龍ヶ岡古墳(直径約30mの円墳)における昭和26年の発掘調査時の写真。本古墳では江戸時代の文化12年(1815)石棺が偶然発見されたが埋め戻され、その上に地蔵堂が建立された。昭和20年の福井空襲により地蔵堂は焼失、その後昭和26年8月に福井復興博覧会会場整備工事にともなう発掘調査が行われ、笏谷石製石棺が粘土に被覆された状態で見つかった。棺蓋が入母屋形屋根の形状をしているため、当初家形石棺と報告されたが、近畿地方の家形石棺とは系統が異なっており、近年では舟形石棺の系統の中で説明される。4世紀後半~5世紀初頭の造営と考えられる。

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