指定有形文化財(書跡) 佐竹義和筆 掛軸「崇徳」

佐竹義和筆 掛軸「崇徳」

資料番号05-STK-書01
資料名(ヨミ)サタケヨシマサ ヒツ カケジク ソウトク
解説佐竹義和は、秋田藩九代の藩主である。「公は温良恭勤にして学を好み、江戸邸に在っては山本信有を招き講義をきき、秋田城に於ては中山盛履を師として疑義を講明す。また、藩内各郷に支校を設立し以て便宜学に就くことを得せしむ」云々と一書にある。
寛政五年(1793)、藩内七ケ所に明徳館の支校が創立され、檜山には崇徳館が設けられた。寛政七年(1795)、館名を廃し書院となり、それからのちは、崇徳書院と称され、明治五年(1872)廃止になるまで当時における教育の殿堂として栄えた。
この書幅は、寛政十年(1798)頃、藩主自ら書院名を書して贈られた歴史的由緒あるもので、当市にあっては類例の稀な文化財といえる。
参考文献『能代市の文化財 第三集』(1990.3 能代市教育委員会)
大分類美術工芸
中分類書跡・典籍
寸法幅1163×長さ538
資料形態軸装・紙本墨書絹装

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