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スツールボール

資料番号Q-0349
公開解説スツールボールの試合球。GN(Gray Nicolls)製。2枚の革を縫ったボール。野球のボールに似ているが、大きさはかなり小さい。2枚の革の縫製の仕方は、縫い合わせの部分が高くなっていない点が、野球のボールによく似ている。白いボール以外にも、ピンクやイエローもある。スツールボール(Stoolball)は、ボール&バットゲームの一種。投手(ボウラー)は革を縫ったボールを投げウィケットに当てようとし、打者はしゃもじのような形のバットを使って守る。打者は、クリケットと同じように、ウィケットの間を走ったり、境界を越えてボールを打ったりすることで「ラン」を記録する。クリケット、野球、ラウンダーの祖先ともとされる。スツールボールは「空中のクリケット」とも呼ばれる。少なくとも15世紀にさかのぼるスポーツで、イギリス南東部のサセックス地方発祥とされている。いったん衰退した後、20世紀初めに復活し、バッキンガム宮殿の庭でも楽しまれたという。現在の統括団体は、2010年に改名したスツールボールイングランドである。

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