テニピン 競技説明

競技名称テニピン
資料解説「テニピン」は、バドミントンコートとほぼ同様のコートの大きさで、手づくりの段ボールラケットや手の平を包み込むようなタイプのラケットを手にはめ込み、ネットを挟んでスポンジボールを直接返球し合う、テニス型ゲームである。ゲームは「ダブルス」で行い、ペアで交互に打たなくてはいけないため、すべての子どもが平等にボールに触れる機会が設けられている。また、4回ラリーをして、その後の5球目以降から攻防が始まり、得点を競い合うため、得点が入る前に全員がボールに触れることができるようになっている。このルールによって、子どもは、「失敗しても大丈夫」という安心感をもちながら打ち合うことができるため、相手から送られてきたボールを返球する技能の向上につながるといえる。さらに、ツーバウンドまでに返球すればよいことから、ボールの落下点に移動しやすく、タイミングを合わせて打つ感覚も身に付けることができる。「テニピン」は、テニスの面白さを誰もが味わえるように優しさを追求して用具とルールをアレンジしたネット型ゲームである。日本テニス協会が普及に努めている。大会等はまだ開催されていない(2022年現在)。
「テニピン」は、小学校段階からラケットスポーツに取り組み、中高への系統指導に繋げる見地から東京学芸大学附属小金井小学校教諭(当時)の今井茂樹氏(現・日本テニス協会普及推進本部副本部長・山梨学院短期大学准教授)が2003年から体育の授業にテニスを取り入れ、研究を続けて開発したものである。
平成29(2017)年7月に文部科学省から告示された「小学校学習指導要領(平成29 年告示)解説 体育編」の中で、「バドミントンやテニスを基にした易しい(簡易化された)ゲーム」が例示されたことで、今後の普及が見込まれる。
ボールは、スポンジボールを使用する。ラケットは、市販のものもあるが、段ボールやスポンジで手作りすることもできる。段ボールラケット=20cm×20cm大のダンボール2枚を、片手をはさめるようにゴムで留めたもの。ハンドラケット=段ボールの代わりに、スポンジなどの材料(100円程度)でも作成できる。手の平ラケット=手の平を差し込んで使う、市販されているラケットもある。コートの広さは約10m×5mで、中央に横幅5.5m、高さ約80cmのネットを使用する。ハードルやコーンバーでも代用可である。ヨネックス(YONEX)では、2021年3月下旬にボール、ラケット、ネットの市販品の販売を開始した。

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