タッチラグビー 競技説明

競技名称タッチラグビー
資料解説タッチラグビー(Touch rugby)は、ラグビーからタックル、スクラムなどのコンタクトプレーと、キックをのぞいたパスゲームで、老若男女が親しめる簡易型フットボールである。タックルの代わりにタッチ(片手または両手でボールキャリアの体に触れること。最小限の力で行う。強く押して危険な行為とみなされると、反則になる)を使う。6人制、70×50mのグラウンド、トライは1点、ボールを蹴らないなど、15人制や7人制ラグビーと異なる点が多い。コンタクトプレーの無い点で似ているタグラグビーは、グラウンドのサイズがかなり小さく(24×12m)、小学生等の年少者向けであるが、タッチラグビーはワールドカップも開催される大人向けの競技である。
1960年代オーストラリアでラグビーリーグ選手のウォームアップ用として考案したとされ、オーストラリアでは「タッチ・フッティ(Touch Footy)」と呼ばれている。世界各地に普及しており、4年に1度ワールドカップが行われ、2003年には日本(埼玉県熊谷市)で開催された。タッチラグビーの国際協会は国際タッチ協会(Federation of International Touch、FIT)で、日本では1989年設立のジャパンタッチ協会(JTA)が国内タッチラグビー協会(NTA)となる。競技大会では、メンズオープン、ウイメンズオープン、ミクスドオープン、メンズ30、メンズ40、メンズ50の6カテゴリーに分かれて試合をする。
国際タッチ協会のルールブックでは、ボールを「FITもしくはNTAが公認した色とサイズの楕円形の形をした空気の入ったボールを使用すること」と定めている。サイズはラグビーボール5号球よりひと回り小さく、ラグビーボール4号球とほぼ同じ大きさである。ラグビー4号球は小学校高学年用で、直径270~290mm、長周囲685~705mm、短周囲510~530mm、重さは380~400gである。ジャパンタッチ協会が公認するボールはSTEEDEN社製のみで、大人用とジュニア用がある。ジュニア用タッチラグビー用のボールは、長周囲約685mm、横円周約525mm、重さ360gである。

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