シュラークバル

資料番号Q-0409
公開解説シュラークバルのボール。かなり頑丈な本革製ボール。4枚の皮を手縫いで球体としているが、形はかなりいびつで、個体により寸法が異なる。ドイツ首都ベルリン西方のHeastスポーツ用品店からネット注文で取り寄せ収集した3点のボールのひとつ。ドイツでプレーされるシュラークバル(独Schlagball)とは、小さな革製ボールを意味するとともに、このボールを用いるドイツのボール&バットゲームの名称でもある。ボールは、試合前のボールの重量が70~85g、周囲190〜210mmと規定されている。ドイツのナチス支配下で盛んに競技され、すべての学校で教えられたという。第2次世界大戦後、非ナチ化の一環として学校教育から外され、クラブチームも禁止された。ドイツ選手権は1958年を最後に開催されなくなった。類似の競技として、ロシアのラプタ(Lapta)、ポーランドのパラント(Palant)、ルーマニアオイナ(Oină)がある。

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