資料解説 | 海、湖などの自然環境の中で長い距離を泳ぐ。日本では昭和初期から臨海学校において生徒が隊列を組んで集団で泳ぐ行事が行われてきた。冒険的要素を含むスポーツとしての実施には、海峡横断泳がある。日本の主な海峡である津軽・宗谷・津島などでも行われている。国際的に有名な海峡横断泳としては、イギリスとフランスに挟まれたドーバー海峡での挑戦などがある。世界オープンウォータースイミング協会は、2008年から各大陸にある7つの海峡すべてを遠泳によって横断する「オーシャンズセブン(Ocean's Seven)」制覇を認定している。7つの海峡は、アイルランド−スコットランド間のノース海峡22km、ニュージーランド北島−南島間のクック海峡(23km)、ハワイモロカイ島−オアフ島間のカイウイ海峡(41.8km)、イギリス−フランス間のドーバー海峡(34km)、米国のロサンゼルス−サンタカタリナ島間のカタリナ海峡(33.7km)、日本の本州−北海道間の津軽海峡(30km)、スペイン−モロッコ間のジブラルタル海峡(14.4km)。近年では国際的なルールを定めた長距離競泳が競技として実施されており、オープンウォータースイミングとして2008年北京夏季大会から水泳の正式種目のひとつとして実施されている(オープンウォータースイミングの項を参照)。 |
---|