気球・熱気球 競技説明
競技名称 | 気球・熱気球 |
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資料解説 | 無人での熱気球は18世紀のはじめとされているが、最初の成功については諸説あり明確にはなっていない。1783年にフランスのモンゴルフィエ兄弟が熱気球による有人飛行に成功したことは史実として確定している。気密性の高い袋に熱した空気を下から送り込み、その浮力を利用して飛行する熱気球、水素やヘリウムなどのガスを使用するガス気球、ガスと熱した空気の両方を利用するロジェ気球がある。気球の登場当初は、偵察などの軍事のために使用されていたが、次第にレジャーとしての遊覧飛行のほうが盛んになっていった。1900年夏季パリ・オリンピック大会は、万国博覧会の一部として開催されたこともあり、様々なレジャー・身体活動がオリンピック大会種目に位置づけられた。気球も写真とともに報告書に記載されている。オリンピックを創始したピエール・ド・クーベルタンによるスポーツを通じた人間教育という理念と合致するとは考察されていないことから、現在のIOCは気球を1900年パリ大会の種目としては扱っていない。 |