電動車椅子サッカー 競技説明

競技名称電動車椅子サッカー
資料解説電動車椅子サッカー(Powerchair Football、Power Soccer、Electric Wheelchair Soccer)は、「足で蹴らないサッカー」で、電動車椅子の前にフットガードを取り付けて行う、障がい者スポーツのひとつである。自立した歩行ができないなど比較的重度の障がいを持った選手が多く、ジョイスティック型のコントローラーを手や顎などで操り競技するため、ボールが大きい。ボールは、球形で、皮革、ビニールまたは他の適切な材質で低摩擦なもの、直径30.5~35.6cmと規定されている。性別による区分はなく、男女混合の4人1チームで行う。スピードは国際試合で時速10km、国内では時速6km以下と定められている。試合時間は20分ハーフ、ピッチサイズは25~30×14~18mとされ主にバスケットコート(28×15m)を使用する。基本的な競技規則はサッカーやフットサルと似ているが、大きく異なるルールとして、ペナルティエリアにディフェンスが3人以上入ってはいけないという「3パーソン」と、ボールに対して半径3m以内に各チーム1人しかプレイに関与してはいけない「2 on 1」の2点がある(ただし自陣ゴールエリア内にいるゴールキーパーは別)。フランスで1978年、アメリカおよびカナダで1980年に誕生し、日本には1982年に伝わった。2007、2011、2017にワールドカップを開催している。パラリンピックでは、2016リオデジャネイロ大会で公開競技として実施されている。国際統括団体はFIPFA(国際電動車椅子サッカー連盟)で、日本では日本電動車椅子サッカー協会(JPFA)が統括している。

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