綱引き 競技説明

競技名称綱引き
資料解説綱引き(Tug of war (sports))は、2つのチームが一本の綱をお互いの陣地に向けて引き合い、その優劣を競う競技で、世界的に広く行われているスポーツ団体競技。日本では五穀豊穣や吉凶を占う儀式とされ、古くから各地でさまざまな形の綱引きが行われている。また運動会の普及とともに、体育的行事の種目としても広く行われている。競技スポーツとしての綱引きの普及は1980年の日本綱引連盟の設立以降で、1チーム8名で対戦し、インドア/アウトドア、男子/女子/男女混合、年齢別部門、チームウェイト(8人の総重量)による階級がある。夏季オリンピックでは、1900年パリ大会から1920年アントワープ大会まで陸上競技の種目として正式競技であった。ワールドゲームズでは第1回大会から継続して正式競技である。2002年に国際綱引連盟 (TWIF) が国際オリンピック委員会 (IOC) に加盟し、オリンピック競技への復帰を目指している。吉凶を占う奉納伝統行事としての要素を残すカンボジア、フィリピン、韓国、ベトナムの4か国の綱引きが、2015年ユネスコの無形文化遺産に「綱引きの儀式と競技Tugging rituals and games」として登録されている。

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