パラ競技-クロスカントリースキー 競技説明
競技名称 | パラ競技-クロスカントリースキー |
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資料解説 | パラリンピックのクロスカントリースキー(cross-county skiing)は、立位の他、視覚障がい、車椅子ユーザーのクラスが設定されている。競技者は、障がいに従い、椅子の下にスキー板2枚を固定したシットスキーを用いることができる。また視覚障がいの競技者は、ガイドの後を追いかける形で競技を行う。各競技者は30秒間隔でスタートする。障がいの異なる、複数のクラスの選手が同時に競技を行ない、国際パラリンピック委員会(IPC)が設定した係数(%)というハンディキャップを選手の記録に掛けて、順位を決定する。 パラリンピックでは、1976年インスブルック大会に初めて実施された。1998年長野大会で初めて知的障がい者のクラスでクロスカントリーが種目採用された。しかし、2000年夏季オリンピックシドニー大会においてスペインの知的障がい者バスケットボールチームが健常者を紛れ込ませて金メダルを獲得したことが発覚したことにより、パラリンピックから知的障がい者の種目は全て排除された。今もって知的障がい者のクロスカントリー種目への復帰が認められていない。 |